日本のITエンジニアは出社・オフィス勤務をするべきか?

オフィスで会議する風景 ITエンジニア(インフラ)
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コロナ過になり、すっかりテレワークという勤務形態が定着しました。

しかし昨今、外国では出社を義務化 とする企業も出てきてるようです。

アマゾンCEOのアンディ・ジャシーは米国時間2月18日、同社従業員に週数日のオフィス勤務を命じた。

2022年にはグーグルとアップル週3日以上のオフィス勤務を従業員に求めるなど、米国では大手テック企業などによるオフィス勤務の再開へ向けた動きが目立つ。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2023/02/3-368.php



アメリカでは、アマゾン・Google・アップルと言った企業がテレワークからオフィス勤務へ 戻す動きを見せています。


日本もテレワークが定着し早数年。

筆者も、テレワークでITエンジニアとして勤務を続け、早3年目になります。

しかし、結局のところ、日本のITエンジニアは出社をした方がいいのでしょうか?

テレワークを推奨すべきでない理由、出社すべき理由について、筆者の考えを記載します。

筆者について、簡単に紹介させて頂きます。

▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験)
・IT業界経験年数 8年(営業経験:4年 SE経験:6年)

<案件,業務経験要約>
・PCキッティング・展開
・各種ネットワーク詳細設計・構築
・各種サーバー設計・構築
・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート)
・仮想化設計/構築
・クラウド設計/構築

筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。

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早くキャリアアップしたいなら、出社の方が効率がいい

まず、3年テレワークで業務をしていて感じる事は、下記の点です。

・出社の方が、より多くのコミュニケーションが可能であること

・ITエンジニアとして、スキルアップ・キャリアアップを早くしたいのであれば、
多くのコミュニケーションが取れる「出社」がよりベストな選択だという事



特に、「若いITエンジニア」で、早くキャリアアップをしたいと思うのなら、多くのコミュニケーションが取れる「出社」をする選択がベストだと筆者は考えます。

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キャリアアップを望む若いITエンジニアは「特に」出社した方が良い

若いITエンジニアがテレワークになるとよくありがちなのが、「目的」を見失ってしまう事です。

若いエンジニアが「目的」を失った状態でテレワークをしていると、下記のような事が起きます。

次の仕事が与えられるまで、何もしない

テレワークだと、どうしても他者と会話をする機会が少なくなります。

もし、出社をしていて近くに上司や仲間が居れば、「コミュニケーション」を取る事が容易な為、
例えば、下記の様な「気づきの機会」が得られます。

<上司からの気づき>
・もう仕事終わったの?早いね。じゃあ次はどうしようか・・

<同僚、仲間からの気づき>
・他のメンバーはこんな業務をしているのか、自分もやったほうがいいかな・・上司に聞いてみよう

今まで当たり前のように行われていた上記のような「対面のコミュニケーションが失われる事」が、テレワークの普及によって明らかになってきました。

そして、その結果、プロジェクトの生産性の低下、メンバーのキャリアアップの非効率化に繋がると考えられます。


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目的達成に必要な行動を、常に共有し、認識するには出社したほうが早い

若いエンジニアの場合、「今自分が何をすべきなのか」行動すべき事について、悩む事が多く、また適切に判断できない場合が多いです。

(自分で取るべき行動を考え、実践できる人は、テレワークでも出社でも関係なく、キャリアアップしていきます)

だからこそ、出社をし、上司・同僚・仲間とコミュニケーションを取る事で、
目的意識を常に再認識し、また行動目標を常にアップデートする事で、ITエンジニアとして効率よくキャリアアップをする事に効果的と、筆者は考えます。

もっとも重要なのは、出社というより「コミュニケーション」である

ここで、一つ気を付けておきたいポイントがあります。

それは、ただ「出社」をすれば、早くキャリアアップができるという事では無い。という事です。

最も重要な事は。「他者とのコミュニケーションの機会」であり、「出社」ではありません。
(「出社」はあくまで手段であり、目的ではありません。)

ですから、下記の様なケースは、効果的とは言えません。


・出社はするが、殆ど誰との会話も無く、黙々と作業をする場合
・出社はするが、上司や仲間とのコミュニケーションは「WEB」で行う場合

このような場合は、出社をしても「コミュニケーション機会」が無い為、あまり出社の意味がないです。

コミュニケーションを取る機会を積極的に作ろう

早い話が、出社=コミュニケーションの場 と考えてしまう事だと筆者は考えます。

黙々と作業が必要な場合はテレワーク、そして週に何回かは、対面で話をしながら仕事をする。

そういったメリハリをつけた働き方が、今後重要になってくると思います。

また、キャリアアップを望む若いエンジニアの場合は、上記のようなコミュニケーションの場を積極的に作っていく事が必要です。

会社や上司が、「週に何回かは、対面で話しながら仕事をしよう」や、「ランチを一緒に食べながら今季の目標について話そう」「月1回は、飲み会でざっくばらんに話そう」などと、機会を作ってくれればベストですが、昨今はなかなかそうもいかないようです。


会社や上司の立場であれば、上記のように、部下・メンバーとの機会を積極的に設けるべきですし、

若い社員、エンジニアの立場であれば、自分から上記のような機会作りを提案していく事が必要となるでしょう。


今回、アメリカの企業が、いち早くテレワークからオフィス勤務へ戻す動きを見せました。

世界の中でも、成果を上げている企業の動きが、上記と動きなります。
そこから我々も、学ぶべきであり、今一度、対面コミュニケーションの重要性について再認識をしました。

筆者も、今年度からは、週1回以上はチームメンバーと対面のコミュニケーションの機会を設けるように調整しています。


ITエンジニアが出社するメリットについては、下記記事も参考にしてみて下さい。