目次
ダイエットや健康維持を行う上で、食事管理は必須事項です。
この記事では、「カロリー」について、最低限知っておくべき知識について記載します。
1.カロリーとは?エネルギー源のこと
まず、カロリーって何?と聞かれた時に、どんなイメージを持つでしょうか?
カロリーって何でしょうか?
カロリーは、生きる為のエネルギー源です。
生きる為には、エネルギーが必要です。
そして、食品には、カロリーが含まれます。(一部含まれないものもあります)
生きる為にはエネルギーが必要、だから食品を食べる事でエネルギーを身体に蓄える必要があります。
2.エネルギー源を構成する3大栄養素
カロリーは、3大栄養素がそれぞれ持っています。
3大栄養素は小学校の家庭科で出てくるので、何と無く覚えている方も居ると思います。
下記の3つです。
・糖質(炭水化物)
・タンパク質
・脂質
それぞれのカロリーは下記です。
・糖質(炭水化物):4kcal
・タンパク質:4kcal
・脂質:9kcal
上記の3つの栄養素の合計で、食事のカロリーが決まってきます。
3.不要なエネルギー源は身体に蓄えられる
毎日、1日にどれくらいのカロリーを食事からとっているでしょうか?
1日の総カロリーについて、考えた事はあるでしょうか?
カロリーは人が生命を維持、活動する上で必要なエネルギー源です。
ですが、生命維持・活動に必要以上に取りすぎた分は、脂肪となり体に蓄えられます。
例えば、30歳成人男性が1日に必要な総カロリーが2000kcalだとします。
ある日の総摂取カロリーは3000kcalでした。 すると、1000kcal分は余剰分となりますので、
余剰分のエネルギーは身体へ蓄えようとします。
そして1000kcal分の余剰エネルギーは身体へ蓄えられます。(脂肪等となって)
脂肪となってエネルギーが蓄えられると、身体に贅肉がついていきます。
上記が、一般的に言われている「太る」大まかなメカニズムです。
4.必要なエネルギーが足りなかった場合は?
では、逆に1日の生命維持に必要なエネルギーが食事からとられなかった場合はどうなるでしょうか?
たまたま忙しくて、朝食を食べ忘れカロリーが減ってしまった。そして1日の活動に必要なエネルギーが不足してしまった。
その時、人間の活動は急に停止するでしょうか? しませんね。
足りなくなった時は、人の身体は、身体に蓄えてある貯蔵エネルギー源からエネルギーを作り出します。
身体についている脂肪 も蓄えられている貯蔵エネルギー源の一つです。
脂肪等の貯蔵エネルギー源から、エネルギーを作り出し、不足分のエネルギーを補填します。
1000kcal足りなければ、1000kcal分のエネルギーを、身体に蓄えられている貯蔵エネルギー源を使用します。
エネルギー源が使用され、脂肪を使用すると、身体の贅肉が減っていきます。
上記が、一般的に言われている「痩せる」大まかなメカニズムです。
まとめ:カロリーの最低限の知識
カロリーに関して、4つの事をザックリと説明致しました。
①カロリーとはエネルギー源ということ
②カロリーは3大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質)に含まれること
③摂取エネルギーが 過剰 だと、身体は備蓄エネルギーとして蓄え「太る」
④摂取エネルギーが 過小 だと、身体は備蓄エネルギーを使用し「痩せる」
これらは、最もカロリーの基本となる考え方となりますので、頭に入れておくとよいでしょう。
人間の身体は複雑にできており、ただカロリーを減らしただけで痩せる・
逆にカロリーが10kcalでも超えたら脂肪となる、と教科書通りにいかないこともあります。
しかしながら、まずはカロリーに関する基本として、上記の4点は必ず理解をしておきましょう。