【底辺?】中小IT企業でエンジニアを辞めたくなる瞬間3選

浜辺でたたずむ男性 ITエンジニア(インフラ)
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残業が多い、給料が安い。仕事が単調でつまらない。

IT業界のインフラエンジニアで仕事を続けていると、この仕事を辞めたくなる時があります。

インフラエンジニアを辞めたくなる時はどんな時か?

筆者の経験を元に、書いていきたいと思います。


筆者について、簡単に紹介させて頂きます。

▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験)
IT業界経験年数 7年(営業経験:4年SE経験:4年)

▼案件や業務の経験
・PCキッティング・展開
・各種ネットワーク詳細設計・構築
・各種サーバー設計・構築
・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート)
・仮想化設計/構築
・クラウド設計/構築

筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。



筆者は、20代の頃、中小IT企業へ初めて営業として転職しました。

その後、いくつか他業種の転職を繰り返し、30歳の時に中小IT企業でシステムエンジニアにキャリアチェンジしました。

筆者は、中小のIT企業に複数在籍した経験(グループ会社なども含めて、4社)があります。
また、4年の営業の業務経験から、多くの中小IT会社の勤務の実態を見てきました。

この記事では、筆者の経験を元に中小のIT企業※における、インフラエンジニアの仕事の実態について記載をしていきます。

※目安ですが、「中小IT企業」の規模の目安は下記です。

▼本記事の「中小IT企業」の規模の目安
社員数:50人以下
資本金:1000万以下
創業:10年以内

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エンジニアを辞めたくなる瞬間①:中小IT企業(SES企業)給料が安い時

エンジニアを辞めたくなる瞬間の1つは、給料が安い時です。

大手SIerへの勤務や、中堅以上の経験をもつシステムエンジニアであれば、そこそこの収入は得られるかもしれませんが、

中小IT企業(俗に言うSES企業)の場合等は、給料は安い(月給20万円代)ケースが多いです。

まず、未経験や経験が浅い場合は、エンジニアとしての売上が無い or 低い為、必然的に給料は低くなります。

また、中小IT企業は、売上の仕組みからボーナス(賞与)を出す余地が無い場合が多く、
夏・冬のボーナスはほぼ出ないと思って差支え無いと思います。

最後に、中小IT企業では、残業代について「みなし残業」という制度を導入する場合があります。

みなし残業は、残業をしてもしなくても、定められた残業時間分は予め月給に含む(固定残業代)というもので、
残業をしなくても固定残業代は支払われる、残業をした場合、定められた業務時間を超えれば残業代が出るという一見優れた制度に見えますが、

実態は、固定残業代も含めて月給が低めに設定される場合が多い事と、また、みなし残業時間が長く(30時間以上等)設定されていると、多少残業をした程度では残業代は一向に増えない。
といった、労働者にとって不利な条件になる場合があります。

▼中小IT企業のエンジニアの給料の特徴について

・未経験、経験が浅い場合は、月給は20万円台と低水準の場合が多い。
・夏や冬のボーナス(賞与)は、ほぼ出ない。
・残業代は20時間~40時間の「みなし残業制」が導入され、残業代が増えない場合がある。

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エンジニアを辞めたくなる瞬間②:残業が多い

エンジニアを辞めたくなる瞬間の2つ目は、残業が多い時です。

中小のITエンジニアの場合、「自社」作業や打ち合わせ というものがある場合があります。

これは、常駐先の「現場の仕事」が終わった後に、「自社」の作業や打ち合わせの対応を求められるケースがあるというものです。

次に、常駐先の現場で残業が多いかどうか?は、会社というよりも、参画する案件次第となります。

携わる案件が、そこまで忙しくなかったり残業気質で無い場合は残業が無い場合もありますが、
炎上していたり、残業が当たり前の案件に入ってしまうと、残業を避けるのは困難となります。

また、ITエンジニアの業界では、月の労働時間を「稼働」と表現したりします。

通常、残業が無ければ月の稼働時間は160時間前後(8時間×平日の日数)ですが、
残業が多い現場だと、200時間以上となる事もあります。

さらに、会社の残業代支給が「みなし残業」制だった場合、200時間働いても残業代が支給されない
なんてケース※もあります。

※月の平日が20日で200時間稼働、残業40時間、会社の残業代支給が「40時間までみなし」だった場合。

辞めたくなる瞬間①の給料が安い時との合わせ技で、さらに辞めたくなりますね。

▼中小ITエンジニアの勤務時間の特徴

・「常駐先」の仕事が終わっても、通常業務後に「自社」の仕事や打ち合わせがある場合がある
・残業の有無は会社次第というより、案件次第(案件ガチャ)、酷い案件に入ると残業が当たり前に
・残業を行っても、会社の雇用契約次第では残業代が支払われない場合もある
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エンジニアを辞めたくなる瞬間③:仕事がつまらない時(やりがいを感じない)

エンジニアを辞めたくなる瞬間の3つ目は、仕事がつまらない(やりがいを感じない)時です。

筆者はインフラエンジニアとして働く前は、営業、飲食業、福祉業界等の業務を経験してきました。
営業は、売上を上げたり、営業が成功した時にはやりがいを感じたりしました。

飲食・福祉紹介では、お客様からありがとうと言われたりすることも多く、やりがいを感じた印象があります。

では、インフラエンジニアはというとどうでしょうか。

PCのキッティング作業は、基本的には黙々とパソコンやタブレットの作業を行っていく単調作業です。
何台、何十台と同じ作業を繰り返す作業はとても面白いとは筆者は感じられませんでした。

スキルや経験がついてきて、設計や構築といった上流工程の作業になるとどうでしょうか。

設計書の作成や、システムの設定等、キッティングほど単調作業では無くなってきます。
Excelや、PCの画面に向き合ったりすることが好きな人は、やりがいを感じられると思います。

光の裏に影がある、裏の側面も理解して仕事をしていく事が必要

この記事では、インフラエンジニアの仕事について「影」の部分、「辞めたくなる瞬間」から3つを厳選し紹介いたしました。

光の裏には必ず影があります。

どの仕事でも同じですが、「良い事ばかり、光しかない」仕事はありません。
影の部分も把握し、理解しておくことが必要だと思います。


インフラエンジニアの仕事の、「光」の部分については、下記記事で紹介していますのでこちらも確認頂けばと思います。