インフラエンジニアの一日(SEの仕事スケジュール)

疲れて机で眠る男性 ITエンジニア(インフラ)
スポンサーリンク

こんにちは。terminationです。
本日は、とあるインフラエンジニア(SE)の一日の業務の流れついて、書いていきたいと思います。

前回のインフラエンジニアの一日(FEの仕事スケジュール)記事記事はこちら


書いている筆者のエンジニアプロフィールはこちら

システムエンジニアは具体的に1日のなかでどんな仕事をしているのか?
とあるSEの一日の業務について、筆者の実体験を元に書いていきたいと思います。


本記事の内容

・とあるシステムエンジニアの一日
・システムエンジニアの勤務時間について
・システムエンジニアの仕事まとめ
スポンサーリンク

とあるシステムエンジニアの一日(ややブラック版)

登場人物紹介

【名前】Y氏 33歳 男性
【IT業界経験 】5年
【今日の一日の仕事内容 】 公共系のシステム更改案件に参画中。
メイン業務は資産管理システムの設計業務だが、プロジェクト管理等の業務も一部任されている。
大手SIerの現場からの一社先下請けとして、大手SIの会社(都内)へ常駐している。
4月から新型コロナウイルスが流行りだし、一斉にテレワークの動きが盛んになったが、
自分の現場はなぜかテレワークにならず。緊急事態宣言の中ガラガラの電車に乗って出勤している。

タイムスケジュール(AM)

<9:30> 出社・・・のはずが起きられない
この現場では、9:30に出社とやや朝の出勤が緩やかである。家からもドアドアで50分程度と近い。
しかし、Y氏はこの日、朝が起きられなかった為遅刻をした。
厳密に言うと、目は覚めるが仕事に行く気が起きない
連日のストレスが精神的疲れとなり溜まり、軽い鬱状態になりかけていた。

<11:00> 出社&仕事開始
朝、腹痛の為遅れて出社すると客先と自分の会社の責任者に一本メールを打ち、1.5時間ほど遅れて出社をする。「大丈夫?」と現場の担当者からは声をかけられつつも、11:00から「設計書レビュー」打ち合わせの為、準備する間もなく打ち合わせに参加する。

<12:00>  レビュー真っ最中
12時になり昼食の時間だが、設計書レビューは終わらない。
ちなみに、コロナが流行りだした為、エンドユーザーとの打ち合わせのやりとりは、「ZOOM会議」で行っている。だが、打ち合わせ元はY氏含めSIerの3名が、狭い打ち合わせ部屋に集まっている。
密閉・密集・密接 だ。
ちなみにY氏は、打ち合わせの議事録作成を行っている。
打ち合わせルームにはPCを持ち込めない為、ノートでメモを取って後でパソコンで報告書を書いている。なんとも非効率だ。

<12:30> 遅いお昼休憩
レビューが長引き、遅れてお昼休憩となった。オフィスビルの1Fにあるお弁当コーナーに行くが、
この時間になるとほとんどお弁当が残っていない。結局コンビニでおにぎりとサンドイッチとコーヒーを買う。そして10分でそそくさと食べ終わり、レビュー報告書を書き出す。

タイムスケジュール(PM)

<15:00> 基本設計書の作成
レビュー報告書の作成が終わり、ようやくメインタスクの基本設計書の作成にとりかかる。
担当はY氏自身&1名のT氏(他社の人材)だ。
T氏は人は良いのだが、技術経験はほとんどないため、設計なんてとてもまだできない。
それでも、人が足りない事と大人の事情で、Y氏が面倒を見ながら仕事をしている。

<18:00> マスタースケジュール更新、週次報告書の作成
この日は週1日の週次報告書の作成があった。
Y氏は設計以外にも業務を任されていた為、
設計の業務は、一旦T氏に任せて報告書の作成にとりかかる。

<19:00> 報告書完成、しかし・・・
報告書は完成し、同じチームの担当者(客先の上司みたいなもの A)に提出をする。
「あ、そこの書き方はこう書いてほしかったんだよね・・。」
と、後付けの報告書の訂正依頼を受ける。いつも通りだ。
書類の期限は明日AMまでの為、残業して書類の訂正作業を行う。

<20:00>報告書訂正完了。帰宅と思いきや・・・
報告書の訂正は終わり、そろそろ帰ろうかと思うと、
別の担当者(客先の上司B)から声をかけられる。「昼間のレビュー報告書なんだけど・・・」
昼間のレビュー報告書の訂正依頼を今になって受ける。
とても断れる雰囲気でもないため、訂正依頼を受けて作業をする。

<21:00>ようやく終了して帰宅。
オフィスに残っているのは、いつもウチの案件チームだけだ。
ほかのチームはほぼテレワークか、ヘルプデスク等の人しかいない。(18:00には帰っている)

スポンサーリンク

システムエンジニアの勤務時間について

上記のとあるY氏の勤務時間は、基本9:30~18:00でした。
正し、いわゆる案件が炎上中に近しい状態であったため、18時で終われる事は殆どありませんでした。
平均すると1日1~2時間の残業がザラとなっていました。

残業の要因は色々とありますが、今回のケースは下記のような理由です。
・客先の担当上司がそもそも勤務時間という概念が無い
・Y氏は自分の会社の立場上(管理責任者)、客先の仕事を断りづらかった

上記のY氏は、残業と仕事のストレスが重なり、精神的にちょっと疲労が重なっておりました。

スポンサーリンク

システムエンジニアの仕事まとめ (ややブラック版)

・メインの仕事は設計書の考案や執筆、修正等。
・忙しい案件を担当しているSEは、ストレスを抱えてる場合が多い
・お昼休みが定刻通り取れないことはザラにある。
・打ち合わせや報告書の作成なども業務としてある。
・客先の担当からの指示は、本来契約上従う必要は無いが、実質的には断れないケースが多い。

今回は、SEの業務の流れを書いてみました。

前回の記事で書いたFE、本記事のSEの登場人物のY氏は、私自身となります。

なので、記載している話は、ノンフィクション、実話となります。笑
SEの方は、もっとゆるやかな現場もありますが、今回は特に印象に残っているブラックな気味な案件の実情について、包み隠さず書いてみました。