【残業・夜勤】ITエンジニアにプライベートはない?

忙しくてイライラする男性 ITエンジニア(インフラ)
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ITエンジニアはプライベートがない?

ITエンジニアは休日出勤や、残業が多すぎってホント?




インフラエンジニアは案件の種類により、夜間や土日の作業が発生します。


また、案件が炎上すると残業が増える事があり、 場合によってはプライベートの時間が少なくなる事もあります。

筆者について、簡単に紹介させて頂きます。

▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験)
IT業界経験年数 7年(営業経験:4年SE経験:4年)

▼案件や業務の経験
・PCキッティング・展開
・各種ネットワーク詳細設計・構築
・各種サーバー設計・構築
・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート)
・仮想化設計/構築
・クラウド設計/構築

筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。

なぜ、土日や夜間の作業があるのか?

残業は本当に多いのか?

そして、エンジニアがプライベートの時間を守るためにはどうしたよいか?

上記について、筆者の経験を元に記載していきます。

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土日や夜間作業がある理由

ITインフラも様々ですが、「人が生活しているときに使用している」という特徴が一つあります。

▼人が生活に使用しているITインフラの例

・Wifi等のネットワーク
・企業にあるパソコンや、業務システム
・学校で生徒が使うタブレット端末

これらのITインフラを整備する場合、人が生活しているときに作業をするとITインフラが使えなくなってしまいます。

ですので、人がインフラを使用していない日(土日)や時間帯(夜間)に、ITインフラの整備をする仕事を行うのです。


筆者が実際に業務で経験した、ITインフラの整備作業の一部を記載します。

▼筆者が実際に経験したITインフラの整備作業

・小、中学校にあるタブレット端末のリプレイス(入れ替え)作業
 →生徒が使用していない土曜日・日曜日に学校へ行き、作業をする

・公共機関の業務システムの更改(古いシステムから新しいシステムへの移行)
 →公共機関が稼働していない土曜日・日曜日にシステムの移行作業を行う

・NWの監視作業
 →24時間動いているネットワークに障害が起きないか、夜間に監視作業を行う

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業種や工程によって、残業の発生しやすさはある

一概には言えませんが、ITエンジニアの業務には残業が発生するケースがあります。


業種や作業の工程ごとに、残業の発生しやすさや要因が異なりますので、
各業種、作業工程毎にまとめて記載します。

ヘルプデスク・運用業務  残業の発生しやすさ:★☆☆☆☆(少ない)

ヘルプデスクや運用の業務は、 9:00~18:00といったように稼働している時間が予め決まっている場合がほとんどです。
業務後に1日の作業のまとめや明日の準備程度はあるかもしれませんが、
基本的には残業は発生しにくいです。

ただし、24時間対応のヘルプデスク・サポートデスクは、夜間も含めたシフト勤務の可能性があったりします。
また、障害等の突発的な対応が業務条件としてある運用業務の場合も、この限りではありません。

フィールドエンジニア 残業の発生しやすさ:★★☆☆☆(比較的少ない)

キッティングやラッキング、端末の入替等を主に行うフィールドエンジニアは、
基本的には、決まった作業だけを行うので、残業は発生しにくいです。

逆に、「その日決まっている作業」が終わってしまえば、逆に8時間以内で1日の業務は終わり といったケースもあります。
8時間という単位よりも、 1日といった単位で作業が見られる事が多いです。

もちろん例外はあり、「作業中にエラーが発生してエラーが解消されずに残業を強いられる」という経験もあります。

システムエンジニア(設計・構築等) 残業の発生しやすさ:★★★☆☆(普通)

設計書の作成や構築を担うシステムエンジニアは、基本的には日中(9時~18時等)の業務が多く、夜間や土日に業務というのは少ないと思います。

ただし、案件の繁忙状況等により残業が発生するケースは多いにあります。
一概には、残業が少ない業種とは言い切れないでしょう。

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システムエンジニア(SE)の残業の主な3つの要因

システムエンジニア(SE)に残業が発生する場合、どのようなケースがあるでしょうか。
主に、下記の3つの起因があると筆者は考えています。

▼システムエンジニアの残業起因3つ

①案件(業務)起因
 ・仕事が終わらない
 ・仕事が多い
 ・打ち合わせ等が時間通りに終わらない

②会社起因
 ・通常業務後に、打ち合わせ等を設定される
 ・常駐案件終了後、自社へ帰社をする都合がある
 ・残業=仕事を頑張ってるという風潮がある

③雰囲気起因
 ・自分の仕事は終わっているが、周りが帰らないので帰りづらい
 


実際に筆者が経験した残業のケースと、対応結果について記載します。

仕事が終わらない(定時前に仕事を振られる)

これは、システムエンジニアにとって「よくある」事例の一つかと思います。

そもそも、契約によっては顧客から直接仕事の指示を受けることはNG(派遣契約を除く)だったりもします。(大抵の顧客は、あまり理解せず業務を普通に振ってきます。)

顧客だったり上司だったり、依頼元は様々ですが、定時前に仕事を振られるケースはよくあります。

新人だったり、案件参画して間もなかったりすると、やはり断りづらい事もあるでしょう。

業務後に自社へ帰社をする都合がある

これも、中小企業に所属するITエンジニアにはあるあるな事例です。

打ち合わせが自社であったり、自社で何かしらの作業があったり、理由は様々ですが、
常駐先の業務後に対応する事がある。と言うことはよくあります。

周りが帰らないので帰りづらい

筆者が経験している中で最も印象に強いのが、「周りが定時になっても帰らない」事です。

一番しんどかったのは、 「下請けの責任者の立場」であるが故、「契約先のプロパー(社員)が帰らないうちにそそくさと帰るのは悪い印象を与えるから帰れない」 というような場合です。

基本的には、自分の仕事が終わっているなら定時で上がる事には何も問題無い と筆者は考えていますが、現場の雰囲気的に、気まずいというケースはどこの現場に行っても感じます。

定時で上がって、駅の改札を出る直前、電話が鳴って呼び出される なんてケースもなかにはありました・・・。

業種により平日以外の業務の可能性はある。残業もありうる。

業種により土日や夜間の業務の可能性は、インフラエンジニアとしては充分にあります。

また、残業についても、発生頻度の多い・少ないはありますが、可能性としてはあると思います。

予めきまっている、業種による平日以外の作業はなかなか防ぎようはありませんが、
残業に関しては、突発的な残業がそもそも発生しないように立ち回る事は可能です。

次回、残業に関する考え方、残業を回避する立ち回り方について記事を書いていきます。