インフラエンジニアの試験(単体・結合)を1分で理解する

キーボードの確認 ITエンジニア(インフラ)
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インフラエンジニアが行う、「試験」とは、何なのか?

この記事では、ITエンジニアの「試験」工程について、簡潔に記載します。

筆者について、簡単に紹介させて頂きます。

▼筆者の紹介(ITエンジニアとしての業務経験)
・IT業界経験年数 8年(営業経験:4年 SE経験:6年)

<案件,業務経験要約>
・PCキッティング・展開
・各種ネットワーク詳細設計・構築
・各種サーバー設計・構築
・ヘルプデスク(Windows、Office365製品サポート)
・仮想化設計/構築
・クラウド設計/構築

筆者のSEプロフィールの詳細については、下記記事で紹介しています。

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STEP1.システム設計をカレー作りに例える

前提条件として、システム設計をカレー作りに例えます。

基本設計工程について、カレー作りに例えた記事がありますので、こちらもよろしければ確認してみて下さい。

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STEP2.試験対象を確認:ITシステム:野菜が入った健康的なカレー

今回試験の対象とする「ITシステム」を、下記とします。

▼試験を行うITシステム野菜が入った健康的なカレー」

システムが確認できたら、早速試験を行っていきます。

試験で行う項目は、主に下記の項目です。

▼試験で確認する項目
 ・野菜が入っているか
 ・野菜の分量は適切か
 ・カレールゥは入っているか
 ・ご飯は入っているか
 ・カレーを食べることで健康的になれるか

では早速、できあがったITシステム(カレー)を試験していきます。

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STEP3.試験の実施

それでは、試験を実施していきます。


①:入っている野菜の確認・・・ニンジン、たまねぎ、オクラ、ピーマン、レンコン 

試験結果:OK

②:野菜の分量確認・・・ニンジン50g、たまねぎ2分の1、オクラ20g、ピーマン20g、レンコン20g

試験結果:OK

③:カレーとしての具材確認・・ ご飯、バー〇ントカレー甘口

試験結果:OK

④:「カレーを食べることで健康的になれるか」の確認・・ 1週間食べ続けた結果、肌荒れが解消した

試験結果:OK

以上で試験は終了です。

STEP4.試験結果のまとめ

試験の結果をまとめます。

今回、「野菜が入った健康的なカレー」を作り、試験を実施しました。

野菜が決められた種類、分量がきちんと入っている事を試験で確認しました。
カレーとして必要な具材が入っている事を試験で確認しました。
また、作ったカレーを食べることで「健康的」になる事を確認しました。

以上を報告書としてレポートにまとめ、試験結果報告書として提出します。


と、ここまででインフラエンジニアの「試験」をカレー作りに例えて説明致しました。

何となく、イメージはついたかと思いますので、最後にITの業務っぽく置き換えて説明します。

試験とは、要件・設計書通りのシステムであるかを確かめること

インフラエンジニアの「試験」とは、システムの要件や設計書通りにシステムが構築されているかを確かめること です。


カレー作りに例えた各試験工程を、ITに置き換えると下記です。

また、試験は、「単体試験、結合試験、総合試験」などと細かく分類されます。

▼各試験工程の説明

【単体試験】
・入っている野菜(分量)の確認・・・ニンジン、たまねぎ、オクラ、ピーマン、レンコン 
 Input:要件、基本設計、詳細設計
  →基本設計、パラメータシート(レシピ)通りにパラメータ(具材)が設定されている事を確認する

【結合試験】
・カレーとしての具材確認・・ ご飯、バー〇ントカレー甘口
 Input:要件、基本設計
  →要件、基本設計通りにアプリケーション(ごはん、カレールゥ)がインストールされ、「カレー」として機能する事を確認する。

【総合試験】
・「カレーを食べることで健康的になれるか」の確認
 Input:要件
 →要件通り、「健康的になれる」カレー である事を実際に食べつづけて(システムを稼働させて)確認する。


インフラエンジニアの「試験」工程について、この記事では簡潔にまとめました。