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こんにちは。terminationです。
お酒、皆さんは好きでしょうか。
筆者の私は、お酒はとても大好きで10年以上、嗜んできました。
毎日の、一仕事を終えたあとの一杯。
仕事後、同僚と交わす居酒屋での一杯・・
お酒は、多くの人とのコミュニケーションを円滑にしてくれ、
また、一日の疲れを発散してくれたりと、私にとって欠かす事のできない嗜好品だったと思います。
しかし、同時にお酒は多くのデメリットも持っていました。
私は無類の酒好きでしたが、2021年10月を持って、お酒の習慣化を辞める事と致しました。
この記事では、私がお酒を辞めた理由や経緯、また実際に辞めるに至ったきっかけをご紹介したいと思います。
アルコールを辞めたいと思っている方、禁酒・節酒をしたいと思っている方たちに、
少しでも参考になれば、幸いです。
お酒のデメリット(不眠症)
お酒のデメリットは、色々とありますが、私が一番悩んでいたのは、
不眠症 です。
お酒を飲んでいなかったり、少しほろ酔いくらいの状態では、基本すぐに眠りにつく事ができません。
しかし、お酒を大量に飲み、酔っぱらった状態になると、そのまま眠ることができます。
言い方を変えると、いつの間にかお酒を飲まないと眠れない体質になっていました。
つまり、寝酒が欠かせなくなってしまった。という事です。
お酒のデメリット(30代をすぎて、体調が常に悪くなった)
お酒は20歳の頃から、10年以上飲み続けています。
若い頃はあまり感じませんでしたが、30代を過ぎるころから、
身体がだるい、体調が優れないな と感じる事が多くなりました。
具体的には下記のような感じです。
・朝起きるのがものすごくしんどい(お酒が残っている)
・お腹の調子が常に悪い(常に下している)
・お酒が抜けない為、午前中までずっと身体が怠い
30代をすぎてもう何年も、ずっと常に怠い状態のまま、生活を続けていました。
私が30代の時飲んでいたお酒の量と、アルコールの適量
私が2021年、お酒を辞めるまでに飲んでいた、日々のお酒の量を記載します。
平日の晩酌時の平均的な酒量 ・ビール(350ml) 2本 ・ハイボール 1200ml(炭酸水1L+ウイスキー200ml) =純アルコールに換算すると 95g
アルコール度数をそれぞれ、ビール(5%,350ml), ハイボール(7%,400ml)で計算すると
純アルコール量 =95g となります。
日本の厚生労働量が示すガイドラインでは、 節度ある適度な飲酒は20g程度 とあります。
「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」
出典:厚生労働省.
21世紀における国民健康づくり運動《健康日本21》.
2000.
ちなみに、外国におけるガイドラインでは、1日の許容量として、高いオーストラリアでも
1日 40g とあります。
諸外国におけるガイドライン(1日許容量(g))
出典:e-ヘルスネット 諸外国におけるガイドライン
オーストラリア 男性 40g
米国 男性 28g
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-003.html#:~:text=1.%20%E7%AF%80%E5%BA%A6%E3%81%82%E3%82%8B%E9%81%A9%E5%BA%A6%E3%81%AA%E9%A3%B2%E9%85%92&text=%E3%80%8C%E9%80%9A%E5%B8%B8%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%BB%A3%E8%AC%9D%E8%83%BD,%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AB%E7%9B%B8%E5%BD%93%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
こうして各国のガイドラインと照らし合わせると、
どれだけ自分が、大量のアルコールを飲んでいたかがよくわかります。
節酒を試みるが、眠れないことが最大の壁となり、数年の長期戦に
健康状態が悪い、眠りも悪い。
よって、節酒をまず試みました。
しかし、一番の壁は、 夜眠れない事 です。
お酒の量を減らす。または休肝日として飲まない日を作ると、必然的にその日は眠れません。
眠れない事が怖くて、お酒を減らすという事は、ほとんど実現できませんでした。
節酒・禁酒を始めだしたのは2019年頃からです。
何度も試みては失敗を繰り返し続けていました。
実際にお酒の習慣化を断つまでに、2年程かかりました。
禁酒へのきっかけ:ダイエット、筋トレを始めた
2021年頃から、私はダイエット・筋トレを始めました。
ダイエットの結果、1年間で8kgの減量に成功しました。
運動することが習慣化したことで、「アルコールによる運動への弊害」を感じる事で、
アルコールを減らしたい という想いが、強くなりました。
ダイエットの詳細は下記記事に記載しています。
禁酒へのきっかけ:睡眠と禁酒について本を読み、知識を学んだ
睡眠や、断酒や禁酒に関連する本を色々と読みました。
そこで、いろんな知識を目にしました。
・禁酒することのメリット
・禁酒の体験者の話
・睡眠に必要な環境、身体の仕組み
どれも、すぐに禁酒や快眠が可能となったわけではありませんが、
禁酒を行いたい という意識は、少しづつ強くなっていったと思います。
禁酒への最後のきっかけ:運動・ダイエットの効果を完全にしたかった
私が2021年10月、最後に自宅での晩酌(純アルコール:95g)を行った日。一つの想いが強くなりました。
「頑張って運動して筋トレして作ったダイエットした身体を、アルコールによって無駄にしたくない」
当初は、お酒は辞められずにダイエットを続けていました。
そしてお酒を飲みながらでもダイエットは成功していました。
しかし、ダイエットをし、筋トレを続ける事で変わっていく自分の身体を見て、
筋肉質な自分の体と、 アルコールによる弊害を天秤にかけた時、 「自分の体」にこの日、想いが変わりました。
この日の決心で、家での晩酌は辞める事ができました。
禁酒決意後、眠れない日は1週間だけだった
家での最後の晩酌を辞めてから、もちろん、寝酒を辞めたことにより、夜眠れない日は続きました。
しかし、ここで睡眠の本を読んで学んだ知識を活かします。
人は眠れなくても、気づかないうちに眠っている(マイクロスリープ)事です。
つまり、眠れないと思っても、脳は気づかないうちに眠りについているのです。
お酒を飲まなくなったあと数日は、「今日はもう眠れない。あきらめよう」と割り切る事にしました。
その結果、本当にほとんど眠れなくてきつかったのは3日程度で、
1週間もすれば、布団に入って1時間くらいで眠れるようになりました。
まとめ
お酒が習慣化する事で、健康的に多くのデメリットがありました。
特に、眠れない事、寝酒が私にとって一番しんどいアルコールの代償だったと思います。
何度も禁酒、節酒を試みましましたが、ことごとく失敗を繰り返しました。
しかし、失敗を何度も繰り返した事で、意識が少しづつ蓄積されていきました。
また、ダイエットや運動による、違う方面から健康改善を図りました。
最終的にアルコールを断ちたいという想い(身体を健康的にしたい)が、アルコールを飲みたい想いを
上回ったことで、禁酒への最後の一押しとなりました。
私は、アルコールを一生涯断酒しようとは思っていませんが、
基本的には常用して飲みたいとは感じません。
(禁酒後、数回お酒を飲んでみましたが、気持ち悪くなるのと、眠りの質の低下が酷く、
また飲みたいとはとても思えなくなりました。)
これから禁酒をしたいと思っている方に、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。